皆さん、金利って聞いたことはありますよね?
お金を借りる時に支払う利息のことです。
住宅ローンを組むにあたって避けては通れない問題です。
変動金利にしようか、固定金利にしようか大変悩まれる事かと思います。(詳細は別記事で)
でも、その中身をしっかりと理解している方は意外と少ないのです。
今回はそんな金利のお話しです。主に変動金利を中心にお伝えします。
まず、金利の仕組みについて。
一般的に皆さんが目にする「変動金利0.3%」、「固定金利1.8%」というは適用金利と呼ばれるものです。
金利にも定価(基準金利、店頭金利)のようなものがあり、そこから割引(優遇金利)されるのです。
基準金利-優遇金利=「適用金利」
もちろん基準金利も優遇金利も各銀行によって違うのですが基準金利は約2.3%~2.7%です。(2024年4月現在)
それよりも大きく違うのは優遇金利です。
銀行によって平均して1.8%~2.3%とかなり幅広くなってきます。
優遇金利は金銭消費貸借契約時(ローンの契約)をしたら原則変わることはありません。
皆さんが変動金利と呼んでいるのは基準金利が変動しているのです。
そしてこの基準金利、実は過去30年の間ほぼ横ばいとなっているのです。
直近で一番高かったのはリーマンショック前の2007年頃ですがそれでも現在より+0.3%程度です。
(ちなみに、その前はバブル期です)
しかし、優遇金利は毎月のように変動しており2007年頃は1%前後が多かったので現在の方が金利が低いということになっているのです。
例)
2007年頃
基準金利(2.75%)-優遇金利(1%)=適用金利(1.75%)
現在
基準金利(2.7%)-優遇金利(2%)=適用金利(0.7%)
数値は違いますが住信SBIを参考にして頂ければ違いがわかります。
上記のような感じで今、変動金利で組んだ方が固定金利の水準を超えるには基準金利が4%ぐらいにならないと超えません。
これはバブル崩壊後で金利が下がり始めた1993年頃の水準です。(絶頂期は6%ぐらいでした)
仮に4000万円借りた場合の月々の支払いは
0.5%→約104,000円/月
1.5%→約122,000円/月
3.5%→約165,000円/月
正直、今の日本の経済状況ではここまで金利が上がることは考えにくいですが。。
(ましてや、3.5%にしたら支払困難者が多く発生して、困るのは銀行のような気がします。)
また、急激な上昇でない場合は元金も減っているのでそこまで心配することはないと思います。
その他にも変動金利には125%ルールや5年ルールといった制度がありますのでご安心を♪
より詳しいお話しを聞きたい方はお問い合わせください!
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